ヨガの効能

私がスイミングに通っている某駅北口のスポーツクラブには、温水プールとジム、それにフリートレーニングスペースがあります。それぞれ自由参加レッスンと自主練習ができます。

水泳のために関節を柔らかくしたいと思い、ヨガのレッスンを1年半受け、その後は市販のテキストを見ながら自主練習しています。ところが驚いたことに、筋トレをしていないのにそれなりに筋肉もついてきました。多分、ヨガのゆっくりしたストレッチが静加重(アイソメトリックロード)の効果を発揮しているのでしょう。

仰向けになり足を上げるポーズなどで腹筋がついてくると、笙を吹く際の呼吸が顕著に楽になりました。上体の姿勢も安定して余計な力が抜け、気道の具合や息のコントロールまでもが面白いように判ってきて、これは凄いことだと実感しました。とはいえ、まだまだ師匠にはボロクソにけなされていますが。

昔から「笛は丹田(たんでん)で吹け」などと言い伝えられています。もっとも、いくら言われても初心者の段階では判らないのですが、できるようになってから振り返ると「このことだったのか」と納得がゆきます。「無駄な力を抜け」と並んで、あらゆる音楽・スポーツ、東洋西洋を問わず、上達しないと理解できない基本中の基本のようです。と同時に、無駄な力が完全に抜けたら、それこそ名人の境地かもしれません。逆に、「○○に力を入れろ」という方は割りと易しいものですが。

※丹田(たんでん):へそ下三寸(10センチほど)の所にあるツボ

TN10

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