龍笛はじめました「そのⅡ」

事務局Iです。
 龍笛を始めてから二ヶ月近くが経ちます。笛を吹くことに関しては少し慣れましたが、未だに雅楽の譜面には馴染めません。なぜかと言いますと・・・
そう、↓この写真をご覧下さい!

雅楽の楽譜

 

漢字とカタカナとそれに黒ポチが並んでいるだけなんです!譜面と言えば五線で書かれているのが当然と思っていたものですから、「これが譜面?何かの暗号かしら??」と思ってしまいます。

  

この写真の一番右の行には、曲の題名と種類が書かれており、その左の三行が実際に演奏する部分です。各行の真ん中にカタカナで書かれている大きな文字が音符代わりで、右側の黒ポチは拍の頭を示しています。左側に書いてある漢字(と漢字的な文字)は、実際の龍笛の指使いを表しています

 さて、この譜面を見ただけで実際に曲が吹けるのでしょうか?答えは「No!」です。え~、そしたらどうするのさ??

さあ、そこで登場するのが「唱歌」というものです。「しょうか」もしくは「しょうが」と読みます(個人的には文部省唱歌とゴッチャになりそうですので「しょうが」と読みたいですね)。

 

譜面に書かれているカタカナの文字に節をつけて歌います。先生が歌ってくださるお手本を真似して覚えていくのです。いわば代々受け継がれる「口伝」ですね。今でこそ録音&再生機材の発達により、いつでも復習できるようになりましたが、昔は教える方も覚える方も、それは大変だったでしょう。

 

この譜面の場合、「と~ら~ろ、おるろ、た~あろら、ああ~」と歌うわけです(やっぱり、伝わりませんよね・・・≧Д≦)。習うより慣れろの言葉どおり、私もipod に突っ込んだお手本を聞きながら、ひらすら唱歌を練習する日々なのでした。

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