ひょんなきっかけから龍笛を始める事となりました事務局Iと申します。
私にとって雅楽はまったく未知の世界。はたして何が待っているのか？！ドキドキしながらの練習開始。
まずは指穴を押さえずに音を出す練習。｢ふひょへ～～♪｣情けないながらも、何だか音らしきモノが出ました。｢おっ、出るねぇ。最初から音が出る人は中々いないんだよ｣と、おだて上手な先輩方。こちらも調子に乗ってしまいます。
次に笛の持ち方を。なんじゃこりゃ、穴、デカっ！！笛といったらリコーダーくらいしかイメージの無い私。龍笛の指穴の大きさにびっくりです。穴が大きいので指先ではふさぎ切れない為、各指の第一関節と第二関節のあいだで押さえるのだそうです。手が攣（つ）りそうです。
一番出しやすい左手人差し指と右手小指を押さえた｢中(ちゅう)｣の和(ふくら)(西洋音楽では低いシに当たる)の音から順番に音を出して行きます。｢はい、次は夕(しゃく)、丄(じょう)・・・｣と、次々と指示されるのですが、こちらは？？？状態。運指表とにらめっこです。ふう～っ、何とか無事(？)に切り抜けることができたのもつかの間。
｢じゃあ次、唱歌やるよ！｣。はぁ、何ですと？！童謡でも歌うのですか？？
そんなオトボケの私の前に｢唱歌｣という大きな壁が立ち塞がるのでした。
・・・つづく
事務局I
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